小説紹介#12【絶望の箱庭~鳥籠の姫君~】作者:神崎ライ

挿絵(By みてみん)

小説紹介

今回は神崎ライさんの小説を掲載させていただきます!

神崎ライさんは小説家になろうで活動されているようですよ!

今回掲載させていただくのは、 神崎ライさんの『絶望の箱庭~鳥籠の姫君~』の第1話です。

もし興味を持った方は小説家になろうで続きをご覧ください。

絶望の箱庭~鳥籠の姫君~作者:神崎ライ

鏡合わせのように並行した世界が存在する

魔法が衰退し科学技術が発展した現実世界、一方魔法中心に発展した幻想世界。
同じ時間軸に存在する――決して交わることのないこの2つの世界の狭間に創造主(ワイズマン)により作られた「終わりの世界」に存在するといわれる通称『箱庭』

現実と幻想の狭間への入り口と言われる場所に立つ一つの学園

――「ワールドエンドミスティアカデミー」――

奇しくもある出来事により不思議な力を発現してしまった少年、記憶を失い箱庭に幽閉されている少女。

本来出会うことがないはずだった2人……そして回り始めた運命の歯車……
その先に待ち受けるのは希望か絶望か……

創造主(ワイズマン)ですら予測不可能になってしまった2つの世界に命運を握る歯車の物語が今静かに動き出す

プロローグ

『いつからだろう…… 

 ここから救いを求めていたのは……

 また一人いなくなっちゃった…… 

 次は私なの……? 

 これが運命なの……? 

 どうして……もう嫌だ…… 誰か、助けて』

 魔法が衰退し科学技術が発展した現実世界、一方魔法中心に発展した幻想世界。

 同じ時間軸の平行世界――決して交わることのないこの2つの世界のはざまに創造主ワイズマンにより作られた「終わりの世界」に存在するといわれる通称『箱庭』

 はるか昔……『箱庭』に理想郷が存在すると両世界の多くの人々が目指し旅立っていった。しかし、多くの者は世界の狭間に迷い込みやがて散っていった。

 本当に存在するのか、たどり着いてもそこは世界の終りであり理想郷などあり得ない、そんな噂が多くの人の心を蝕み、いつしかこう呼ばれるようになっていった。

 ――『絶望の箱庭』――

 決して救われることのない世界の果てにある場所……

 いつしか時は経ち、現実と幻想の狭間への入り口と言われる場所に立つ一つの学園。

 ――『ワールドエンドミスティアカデミー』――

 両世界のごく一部のものだけが通うことができる秘密の学園。ここにある一人の少年が春から通うこととなる。

 現実世界ではあり得ない不思議な力を発現してしまった少年。

 記憶を失い箱庭に幽閉されている少女、なんの運命のいたずらなのか出会ってしまった二人。

 そして回り始めてしまった運命の歯車…… その先に待ち受けるのは希望か絶望か…… 

 少女の記憶を取り戻し、救うことができるのだろうか……

 創造主ワイズマンですら予測不可能な少年と少女を巡る一つのストーリーが今静かに動き出そうとしていた。

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新連載開始です!

この作品を見つけて読んでいただき本当にありがたいです……!

まだまだ不慣れ部分が多いですが、暖かく見守っていただけたらと思います。

更新はなるべくがんばって執筆していきます!

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

評価・感想・ブックマークなどしていただいたら作者のモチベーションも上がります!

ぜひよろしくお願いします!

第1話 運命の始まり

『また一人いなくなっちゃった…… 

 次は私なの……?

 これが運命なの……?

 どうして……もう嫌だ……

 誰か、助けて』

「またあの夢か……」

 真っ暗な暗闇の中、透明な壁の空間に閉じ込められた少女。その周りにはナイフなどで突き刺され絶命していると思われるまるでぬいぐるみのような動物たち。そしてすべてに絶望したように自らに刃を突き刺そうと涙する少女。

 長い悪夢にうなされたかのように目覚めは最悪だった。寝巻きのシャツが汗でぐっしょりと張り付いている。

「……ったく、にそそのかされてあの力を発現したせいか……

 だけど、あの空間どこかで見覚えがあるのだよな」

 ここは現実世界のとある国。

 少年の名は天ヶ瀬 冬夜あまがせ とうや15歳。

 彼がこの夢を繰り返し見てしまうことになったのは、過去のある出来事が関係していた。

 そう、7年前のあの日、あの出来事があってから……

 これは冬夜が6歳の時の話である。

 学校が終わりいつも通り公園で遊んでいた時、見たことのない生物がさっと目の前を走りさって行った。

(なんだ、今の?見たことないぞ!)

 この年頃の男の子は好奇心の塊である。無我夢中で後を追いかけていた。そして、気がついたときには見たことのない不思議な空間にたどり着いていた。

(いったいここはどこ? なんだ、ここ?)

 そこはもう一つの並行世界である幻想世界との狭間にある『 箱庭 』

「驚いた、こちらの世界からここに迷い込んでくる子がいるとはね……」

 ローブに身を包み、素顔は見えない長身の男が後ろから声をかけてきた。

「おじさん誰?見かけたあの動物はどこ?」

「ふふふ……おじさんとお話ししてくれたら見せてあげよう」

 これが俺と創造主ワイズマンの最初の出会いであった。

『 箱庭 』に迷い込んだのは本当に偶然だったのかは定かではない。ただ素質があったからなのか、創造主の気まぐれからなのかは今となっては分からないが現実世界ではありえない魔法の力を発現した。いや、発現させられた。

「あ、来週から新しい学校行くんだったな。たしか、ワールドエンドミスティアカデミーとかいう学校だっけ?あの野郎に繋がるヒントがあるとか言う話だからな……」

「ワールドエンドミスティアカデミー」

 ここはある素質を持つごく一部の両世界の種族のみに許される学校。

 その能力の素質がある者のみ集まることを許される……表向きは。

 学園へ続く周辺地域は深い霧で閉ざされ、能力のないものにはたどり着く事さえできない。

 迷い込んだものは二度と出られない――いや違う世界(幻想世界)へたどり着くとも世界の狭間へ迷い込んでしまうとも噂がたえない、まさに世界の終りとも呼ばれる場所にある謎につつまれた学園。

 同じ時間軸にありながら交わることはないはずであった2つの並行世界。

 この学園を中心とし、さまざまな思惑が渦巻く中、2つの世界の命運をかけた歯車が今静かに動き始めようとしていた……

2話以降は神崎ライさんの小説家になろうからご覧になれます。

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