
読書技術と積極性
今回はM.J.アドラー/C.V.ドーレン、外山滋比古/槇美知子訳『本を読む本』講談社学術文庫、1997年を読んだので、その第一章の要約です。
読書論を語る本は多いですが、この本は読書論本の中でも超人気の一冊です。
この本の最初に、日本の読者に向けたメッセージもありますので、気になった方は実際に手にとって読んでみてください!
本書は、1940年米国で刊行されて以来、世界各国で翻訳され読みつがれてきた。読むに値する良書とは何か、読書の本来の意味とは何かを考え、知的かつ実際的な読書の技術をわかりやすく解説している。初級読書に始まり、点検読書や分析読書をへて、最終レベルにいたるまでの具体的な方法を示し、読者を積極的な読書へと導く。単なる読書技術にとどまることなく、自らを高めるための最高の手引書。
積極的読書
まず、読書は積極的なものであると筆者はいいます。
「読む」とか「聞く」という行為は受動的なものであるように思いますがそうではないんです。
どちらの行為も、発信者の伝えたいことを理解しようと積極的になる必要があります。
積極的に理解しようとすることで、著者の伝えたいことと自分の理解を一致させ、そこにコミュニケーションが生まれます。
このコミュニケーションを生むことがとても重要です。
そのため、積極的であることが、読書をより良いものへと高めてくれます!
読書の目的
読書には2つの種類があります。
情報を得る読書と理解を深めるための読書です。
情報を得るための読書は、新聞を読んだりするような受動的なものです。
一方、理解を深めるための読書は、自分の理解の及ばない書物を読み込む読書です。
この読書では、自分の力で著者の伝えたいことを理解できるように積極的な姿勢を持つ必要があります。
自分が理解できないと言うことは、著者と自分との間に洞察力や知識に差があると言うことです。
この状態では著者と読者のコミュニケーションは成立しません。
これでは良い読書ができません。
そのため、自分の力で著者の伝えたいことを積極的に理解しに行き、コミュニケーションを図る必要があります。
読書と学び
人生において、私たちは学び続けなくてはいけません。
しかし、学生時代のように先生がわたしたちに何かを教えてくれるということは、人生においてごく短い期間しかありません。
私たちは人生のほとんどの時間を独学で過ごさなくてはならないのです。
そこで読書です。
読書は基本的に一人でするものです。
つまり、独学なんです。
そのため、読書を通じて、人生のほとんどの期間行うことになる独学の練習をすることができます!
第1章終わり
比較的短い文章でしたが、この本の根本となる部分ですので、しっかりと読み込む必要があるでしょう。
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